就活する学生にとっては自己分析は大きな壁だと思います。実際難しいですよね。僕も去年までは就活生だったので自己分析難しくてなんにも方法なんてわからず、ただただ時間が流れ・・・それでもESやら面接の日はどんどん迫ってくるという負のスパイラルが発生していましたが、自己分析の方法を知り、今は無事に就職できました。当時は自己分析についてネットの情報を色々見ましたが、結局参考になったのは友人からのアドバイスがきっかけでした。僕の例なのですが、きっと参考になるはずです!
自己分析とは自分を知るということを理解しよう
就活をするために自己分析をする。それは間違った考え方ですよ。
なぜ就活をするのか、頭ではわかっていると思いますが、一度根本のところから考えてみましょう。
遠回りに見えますが、意外と近道です。
大きな目標:「生活する」→そのために「お金を稼ぐ」
「お金を稼ぐ」→そのために「自分にあった稼ぎ方(働き方)とは何だろう」を考える
「自分にあった稼ぎ方(働き方)とは何だろう」→そのために「自分のことを知る」
「自分のことを知る」→そのために「自己分析をする」
まず前提としてはそもそも就活をするかどうかも、自己分析をしてからじゃないとわからないってことです。自分のことをよく知らずに、就活して内定取れた!!って喜んで、いざ入社すると数ヶ月で辞めるってなるんですよ。いや本当に。
貴重な「新卒」というカードを持っている方は特に、「自己分析とは自分を知るということ」を理解して、本当に自分には企業で働くことが向いているのだろうか、自分にはもっと向いているやり方がないのかって少し考えてみませんか?長く働く前にこういうことを考えた結果を受け入れて就職することは非常に大切なことです。
自分を知らないと、内定は取れるかもしれないですが、すぐに辞めることになったらもったいですもんね。
自己分析は帰納法を使いましょう。
帰納法って数学で聞いたことある気がするけど、なんで数学するの?難しそうだな。
と思った人。いや、簡単ですよ。
帰納法って、いくつかの出来事があって、それらに共通するルールを見つける論理的な考え方です。
例えば、
出来事1:Aさんは死んだ。
出来事2:Bさんは死んだ。
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出来事26:Zさんは死んだ。
→ルール:人間は死ぬ。
というルールがあることがわかるというそんな感じです。
人間が論理的に考えるやり方って、実は今説明した帰納法と演繹法(発見したルールから推測する方法)の2パターンしかないと言っても過言ではありません。
今回は演繹法ではなく、帰納法を使って自己分析をしていきます。
自己分析へ帰納法を使う具体的な方法
このページを見ている皆さんは、約20年ほどは生きてますよね?
その中で自分で物事を選択する機会って絶対にあります。今まで無意識に選択してきたことでも、実は無意識に自分ルールに従って行動しているものなんですよ。
つまり、自己分析ってこの「自分ルール」を見つける作業に過ぎないんですよ。
それでは具体的な方法に入ります。
皆さんが具体的に物事を選択した経験やエピソードを思い出して紙に書いてください。
いやいやエピソードなんてないよって人も、些細な自分の選択したことを思い出して書いてみてください。さすがにそれは絶対にあるはずなので。
僕の場合ですと、
・アルバイト
飲食店で接客業をしていた。
お客さんが何かを要求してきたら、真っ先に対応した(言われたことをやっただけだが)
観光客っぽい人にはお勧めの料理や観光情報を教えてあげたりした
アルバイト先で工夫してお客さんを喜ばせた。(些細なことでもOK)
・サークル
後輩がやりたいことができるサークルがないと言っていたので、ともに作った。
・学業
友人とわからないところを教え合う時間を作った。
・その他
人の意見に従うことが多い。
など。
これらに共通することって、僕は「人のためになにかをすることが好き」な人だったんだって気づくわけですよ。そうしたら、企業に就職するとしたら、仕事を通じて誰かの役に立てればいいなって思うようになるんですよね。だって就職して、高性能な製品を売ってもサポートはしませんよっていう会社だったら僕には向いてないなって判断できますもんね。
トップルールが出来たら1つ1つのエピソードに名前をつけよう。
僕のルールの「人のためになにかをすることが好き」はトップルールと言えます。そして、書き出したエピソードにそれぞれ名前をつけてあげましょう。
たとえば、
アルバイトで接客業をしていた→コミュニケーションが好き
お客さんの要求に対応→責任感がある
人の意見に従う→素直である
ここまで自己分析すると自己PRとかエントリーシートのネタとして使える材料となるのです。
実は普段の生活にも応用できるんですよ
僕はもともと自分を持っていないような人でした。
食べ物はなにが好き?って聞かれても美味しいものならなんでもいいしなーとか
趣味はなに?って聞かれても、なんだろとか思っちゃう人です。
なので、ふと聞かれたことにその場の気分で答えると
ブレた意見になるんですね。さっきと言ってること違うくない?って。
でも普段から、小さなことにも帰納法的自己分析を使うと、自分が見えてきて人生好きなことにあてられるので、充実した生活に近づけますよ。たとえば、ご飯いこってなって好きなものなに?どこ行きたいってなったときもすぐに言えますよね。
まとめ
論理的考え方の一つ、帰納法を使えば自己分析ができ、就活がより良いものになるはずです。
少なくとも僕はそうでした。
ささいなものでもいいので、エピソードを書き出し、共通する自分ルールを是非探し出してくださいね。無意識な決断を表面化することがきっとできるはずです。
あなたの人生のお役に立てればこんなに嬉しいことはありません。なにせ「人のためになることをするのが好き」なのですから(笑)